熱性けいれん

 先週の土曜日深夜に長女が久しぶりに熱性けいれんになって救急搬送された。土曜日の夜9時くらいから、長女が鼻水をしきりに噛みながら寒いと言い出した。8時前後にお風呂に入った時は熱は無かったが、今度熱を測ると38℃を超えている。しばらくして妻が長女を、私が長男と次男を別々の部屋で寝かしつけた。寝入ってしばらくして妻が叫ぶ声が聞こえてきたので、慌てて妻と長女の寝ている部屋に行くと、長女は嘔吐・失禁して、白目を剥いてけいれんしている。長女は過去に何度も熱性けいれんになっているので、すぐそうだと分かったが、前回から2年以上経っていたのでもうならないかと思っていた。以前医師と話したときに、けいれんが始まって5分以上経って収まっていなかったら救急隊を呼ぶようにと言われていた。妻の話では、暗かったので正確にいつからかは分からないが、変な臭いがしだして(嘔吐か失禁のせいか)から確実に5分以上は経っていたようなので、すぐ119番に電話をした。救急隊は電話越しに、妻が長女に呼び掛ける声が聞こえていたのだろう、落ち着いて大きな声で子供に声をかけないようにと伝えてきた。とは言っても、嘔吐して鼻からも嘔吐物が出て、唇や手まで青くなってくるのを見て冷静になれる親はそれほどいない。子供が嘔吐物で窒息しないように横向きで寝かせて、救急隊が来るのを待った。その間に私は着替えをして、長女の保険証・着替え・靴などを揃えて、付いていけるよう準備した。救急隊が到着した時点でまだけいれんが残っている状態で、長女はストレッチャーに乗せられ、聞き取りなどをされながら、搬送先の病院を探すことになる。長女はたまたま数ヶ月前にこども病院に入院していたので、その診察券を救急隊に見せると、こども病院への搬送が決まった。119番してから救急車が出発するまで約20分。熱性けいれんを起こした後、子供は傾眠傾向があるので、なかなか救急車の中で呼び掛けても目を覚まさない。こども病院に到着したのは日曜日の午前1時前くらい。長女はかなり眠そうで機嫌が悪かったが、名前と年齢は自分で答えられたということで、しばらく処置室で様子見となった。ジュースでも何でも良いから、水分を摂らせてあげて欲しいとのことで、自動販売機で好きそうなジュースを買ってきたが、眠くて飲む気は無さそうだった。本来は1時間くらいしたら起こして、意識の混濁が無いか確認してから帰宅してもらうとのことだったが、長女はもともと寝起きが悪く、眠いと答えてくれない。と言って、朝まで病院の明るい処置室で寝かせておくのもかわいそうだったので、連れて帰ることにした。呼んだタクシーは幸いにもアルファードだったので、シートを倒してほぼ寝かせた状態で帰ってきた。帰ってきたのが午前3時過ぎ。妻もその間、嘔吐物の処理や洗濯など寝る暇は無かった。さらに持ち帰ってきたパジャマなども洗濯して、寝付いたのは午前4時過ぎ。長男・次男が8時過ぎに起きてきて、長女も機嫌よく9時過ぎに起きてきたので、すぐお風呂に入れてあげた。その後は自宅でゆっくり過ごしたが、親はクタクタで、なかなか体力は戻らない。
 長女が初めて熱性けいれんになったのは、妻が次男出産予定で入院中のこと。長男は妻の実家にいて、私は保育所に行かせていた長女と二人暮らしをしていた。夜寝る前まで何も無かったのに、深夜変な音に気付いて電気を点けると、長女が亀のようにうずくまって、鼻水か嘔吐物かで変な呼吸音をしている、もちろん声掛けにも応じない。自宅には私と長女のみで、熱性けいれんを初めて見たので、慌てて救急車を呼び、妻が入院中の病院に搬送された。この時の恐怖は妻の長男出産時以来だ。妻が不在の間に長女に何かあったら私の責任だと思い、気が気ではなかった。長女が意識を取り戻した顔を見たときは、大人になって初めて人前で泣いて、長女に「ごめんね、ごめんね」と訳も分からず謝ったのを覚えている。深夜に帰ってきて、朝にかかりつけ医の診察を受けて大丈夫なのを確認してから、初めて入院中の妻に連絡を取った。
 2回目の熱性けいれんはいつだったか正確には覚えていないが、短時間で終わったので、また大騒ぎして夜に病院を連れまわすのはかわいそうで、翌朝かかりつけ医に連れて行ったら怒られた。
 3回目は長男が川崎病(疑い?)で年末に入院していた時、私は付き添って病院に泊まっていた。妻から長女の様子がおかしいと電話があり、話を聞いて、すぐに救急車を呼ぶように言った。その時は子供が3人とも発熱しており、妻は次男も連れて救急車に乗り込んだ。長女が救急搬送された病院は、長男が入院している病院から徒歩圏だったので、私も様子を見に行った。長女も次男も40℃くらい発熱しており、一緒に診察をしてもらって、落ち着いた時点で妻たちはタクシーで帰っても良かったが大変そうだったので、私がステップワゴンで自宅に送り届け、また長男の入院する病院に戻った。その翌日、次男があまりにも調子が悪いので、長男のいる病院に入院となり、妻が長男・次男と付き添い、私は長女と自宅にいることになり、そのまま新年を迎えた。私はそれからしばらくして帯状疱疹が出て、妻も中耳炎やらという散々な年末年始だった。

 今回が4回目の熱性けいれんだと思うが、何度見ても親は慌ててしまう。救急も小児の熱性けいれんで呼ばれることが多いのか、電話越しの対応でも慣れたもののように感じる。でも親は慣れない。

ルドルフ・ケーラーの録音集

 ルドルフ・ケーラーの録音集を入手した。最近、子供連れでない車通勤が増えているので、クラシックを聴く機会が増えている。
 ケーラーはソ連出身で、非常に厳しい境遇を乗り越えてモスクワ音楽院やウィーン国立音楽大学の教授までつとめたピアニストだが、カタカナでケーレルやケレル、英語のスペルでもKererやKehrerと表記がブレるので、ネット上でも検索しづらい。上記を発売したカナダDoremiレーベルは様々な録音を復刻しており、「LEGENDARY TREASURES」というシリーズは時々気になる演奏家の録音を探し出してくる。今回発売されたケーラーの録音集は全てロシアMelodiya音源であり、過去に発売され話題になった録音をかなり含んでいる。ただし、録音数はかなり多い割には、CD化は進んでいないらしい。

 私はこのピアニストのことを今回入手するまで存じ上げなかったが、録音を聴いてみると、こんなピアニストが無名なのかと驚いた。ネットで検索すると、ケーラーに師事したというピアニストは大勢出てくるし、コンクールの審査員をやっていたという記述も見かけるので、ピアニストの間では有名な人だったのだろう。

 協奏曲では、伴奏のロジェストヴェンスキー・コンドラシン・ドゥブロフスキーの指揮の素晴らしさもあるだろうが、ライブ録音かと思われるほど、熱気がある演奏である。ピアノ曲でもその熱気は感じられるので、これはケーラー自身のスタイルなのだろう。確かな技術に意思の力が籠められているのが分かる。この録音集で特に感銘を受けたのは、ラフマニノフのピアノ協奏曲2番、ベートーヴェンのピアノ協奏曲5番「皇帝」、ピアノ・ソナタ8番「悲愴」、シューマンの交響的練習曲などである。他にも多くの録音が残っているなら発掘して欲しい。

パーヴォ・ヤルヴィとパリ管のシベリウス交響曲全集

 少し前に入手していたパーヴォ・ヤルヴィとパリ管のシベリウス交響曲全集を聴いた。

 パーヴォの父ネーメ・ヤルヴィは指揮者として大量のレパートリーを録音に残しているが、シベリウスはその中でも評価が高かった。パーヴォの名もシベリウスのスペシャリストである指揮者パーヴォ・ベルグルンドからもらったものらしい。そのパーヴォ・ヤルヴィは近年ドイツ・カンマーフィル・ブレーメンやフランクフルト放送響などとドイツ系の交響曲の録音が目立ったが、シベリウスの録音はそれほど多くない。交響曲2番や管弦楽曲集くらいで、パーヴォもまだ若かったせいかそれほど個性を感じさせない。

 世界で一番忙しい指揮者の一人と言われるパーヴォが満を持して、当時の手兵パリ管を指揮してシベリウスの交響曲全集を一気に作ったのだ。NHK交響楽団の首席指揮者を務めているせいか、日本のみSACDハイブリッド盤で先行発売されたが、私は輸入盤が出るのを待って入手した。フランスのオーケストラがシベリウスの交響曲全集を出すのは初めてで、そういう意味でも興味深かった。

 聴いてみると、パーヴォはパリ管をよくコントロールして、スマートで抑制的な響きを聴かせる一方で、このオケ特有の華やかな弦楽器や管楽器の音色が端々に聞き取れる。私はシベリウスの交響曲では4番を聴き比べの基準にしている。厚く暗い響きで始まり、パリ管らしい色彩感のある音色で静かに曲が閉じる感じは、今まで標準だと思って聴いてきた北欧系のオケのストイックさとはまた違うもので、これはこれで良いと思わせる。パリ管の個々の演奏者の上手さも純粋にすごいと感じる。個人的にベストと思ってきたヴァンスカとラハティ響の全集とまた違った味わいを提供してくれている意味で、この全集は聴く価値があると思う。

巣ごもり対策5

 先日からEcho Show 5で色々遊んでいる。Alexaスキルというのがあり、Echoシリーズで使える簡単なアプリで、有効にすると遊べるようになっている。
 子供が喜びそうな、ピカチュウとお話しできるアプリ。
 有名曲を中心に全部で450曲しか収録されていないが、カラオケができる。ディスプレイがあれば、カラオケのチェーン店と同じように画面に映像と歌詞が出てくる。Echo Showだけでなく、Fire TV Cubeでも使え、その方がテレビの大画面で遊べる。

 Echo Show 5で音楽をかけたい時、うちはプライム・ミュージックが起動するが、「〇〇(演奏家)の曲をかけて」と声をかけると、その演奏家の曲がシャッフル再生される。これはポップスやジャズなどには良いかも知れないが、クラシックでは問題が多い。クラシックでは一つの曲が数楽章からなっていることも多く、例えばベートーヴェンの交響曲7番の第3楽章の次はピアノ協奏曲3番の第2楽章に飛ぶということもある。もちろん演奏家も違う。これでは落ち着いて聴けない。そこでスマホでAmazonミュージックのアプリを起動して曲を指定し、それをEcho Show 5にキャストすると、曲順に演奏を聴ける。プライム・ミュージックはMusic Unlimitedより曲数は大幅に少ないとは言え、クラシックなら例えばバーンスタインのマーラー交響曲の新全集やハイティンクのショスタコーヴィチ交響曲全集などは存在する。カラヤンの録音なども多い。比較的録音が新しいラトルとベルリン・フィルのシベリウス交響曲全集があるのには驚いた。
 スマホで選択すれば、1番から順番に全曲聴ける。プライム・ミュージックのみでも、クラシックに関して演奏家にこだわらなければ、結構色々な曲が聴けるのだ。それよりも大きな問題は音質と曲間のギャップ(無音時間)だろう。少なくともEcho Show 5でクラシックなどを聴くのはお勧めできない。あくまでEcho Show 5は「ながら聴き・見」に向いている。

 話は変わるが、週末にまた映画を1本観た。
 名作の誉れ高い「ガタカ」と同じ監督・主演コンビによる戦争映画。元空軍パイロットがラスベガス近郊のコンテナの中で地球の裏側のドローンを操縦して、テロリストとみなされる人間をピンポイント爆撃していく。戦争に参加してると言っても、一見サラリーマンのような勤務形態で、ゲーム機を操縦するような感覚で自分の身を危険にさらすことはない。仕事内容の詳細を知らない、いや知らせるわけにはいかない家族からすると、遠い地で戦闘機を操縦する生活ではないのだから、安心だろう。ただ非常に精細な画像で目標を映し出し、時には民間人を巻き添えに攻撃し、その死体を確認するということを続けていると精神を病んでしまい、パイロットの時の方が生きている感覚があったなどと懐かしむ主人公は、仕事のオン・オフの切り替えも出来ず、妻は心が離れるようになる。「生殺与奪の権利」を持つことの意味、そして近年のアメリカ戦争映画共通の諦観が見て取れる。戦争映画なのに派手な音はしないが、それが余計に心理的な圧迫感を伴う。メジャーな映画会社は手を出せない、どこにも正解は無い話だと思う。

巣ごもり対策4

 子供たちが家から出れないので、着々とAmazonプライム・ビデオが我が家を侵食している。長女はなぜか偉そうに「アレクサ!〇〇をつけて!」などと命令している。そろそろ飽きそうなものを・・・。妻は相変わらず、子供たちにテレビを奪われて、スマホでYouTubeを観たり、音楽を聴いたりしていることも多い。それで新兵器を導入することにした。

 たまたまネット上で下記のものがセール中ということで、1台買ってみることにした。
 これはスマートスピーカーに5.5インチのディスプレイが付いたもので、スマートディスプレイと呼ばれるらしい。普段は9980円で販売されているが、期間限定のセールで40%オフの5980円。4980円で販売されていたこともあるらしいが、機能を考えると利益が出ているのか?少なくともAmazon以外のメーカーが同等の商品をこの値段で売っていては商売にならないのではないか。しかも、AmazonのスマートスピーカーEchoシリーズの中でもEcho Show 5はコスパが良い。Amazonはこれを足掛かりに家を乗っ取るつもりだろう。製品の詳細はこちらこちらが分かりやすい。スマートスピーカーは音声でしか操作できないが、ディスプレイが付いていれば、その画面上で操作できることも出てくるし、音声以外の情報を得ることもできる。うちはAmazonプライムに入り、WiFiが飛んでいるので、これ以上の追加出費はない。
 ついでに下記も購入。スマートフォンと同じような液晶画面だから、必要だろう。

 さっそくコンセントにつないで起動してみた。どうも購入時に私のAmazonのアカウント設定はされているらしく、しかもFire TV Cubeで一度WiFi設定もしたので、それを共有していたようで、すぐネット環境につながり使用できるようになった。最初に紹介動画が流れるが、思っていたより音質は良い。あまり時間が無かったので、少しだけ出来ることを試してみよう。ちなみにウェイクワードはAlexa、Amazon、Echo、Computerの4つしか選べず、Fire TV CubeはAlexaと呼び掛けているので、Echoと呼び掛けることにした。画面の上から下にスワイプすると設定画面が、右から左にスワイプすると音楽など出来ることのメニューが現れる。なかなか音声だけで操作できないことも多いので、スクリーンがあるとありがたい。私のスマホにも各種設定が出来るようにAlexaアプリも導入した。また、子供が音声だけで勝手にAmazonから購入できることは避けたいので、スマホのAlexaアプリで「音声ショッピング」の設定はオフにした。

①音楽を聴く
 Echo Show 5は、スマホを横にして斜めの台をくっつけたような形で、その台の部分に1台のスピーカーが内蔵されている。スクリーンサイズの大きいEcho Show 8やEcho Showは2台分のスピーカー(ステレオ)を備えているが、これはサイズとコストとのトレードオフの関係だろう。「〇〇(演奏家)の音楽をかけて」というと、初回だけどの音楽アプリを選ぶか尋ねてくる。うちはAmazonプライム・ミュージックだけなので、それを起動させる。もしプライム・ミュージックに入っていない音楽だとMusic Unlimitedに入るように勧めてくる。まだEcho Show 5を置く位置が決まっていないので床に直置きしていたが、思っていたより低音がきいていて音質は良い。ながら聴きするのには十分な音質である。一部は歌詞も出てくる。専用スタンドが別売りされており、角度調節もできるが、音質について賛否があるので今回は購入を見送った。

②プライム・ビデオを観る
 5.5インチの画面なのであまり長時間観るには適していないが、「ながら見」で良ければプライム・ビデオを観ることが出来る。スマホで観るよりマシという程度。

③YouTubeを観る
 妻はよくYouTubeで音楽を聴いているが、基本的に「ながら見・聞き」。そういう使い方がEcho Show 5は一番適していると思う。ただし、Fire TV CubeはYouTubeアプリがあったが、Echo Showはブラウザを開いて、その中でYouTubeを開く形。初回「Echo、YouTubeを見せて」と声をかけると、内蔵されているウエブブラウザのAmazon SilkとFirefoxのどちらかを選べと言ってくる。Firefoxを選びYouTubeを見ようとしたが上手くいかない。結局Silkを選ぶと見ることが出来るようになった。

④Echo間同士で通話
 うちには既にEchoとは名乗っていないが同等機能を持つFire TV Cubeがあるので、今回導入したEcho Show 5との間で通話ができる。Echo Show 5の画面上で右から左にスワイプして、「コミュニケーションする」の項目の中に「呼びかけ」や「コール」などがあり、詳しくはこちら。私はEcho Show 5の前で、子供たちはFire TV Cubeのテレビの前でテレビ電話をやってみた。残念ながらFire TV Cube側にはカメラが無いので向こうの顔は分からないが、私の顔はテレビに映っており、子供たちは大興奮。例えば、子供たちがプライム・ビデオに夢中で、夕食が出来上がっているのに来ない時などは、テレビ画面に割り込んで呼ぶことも可能だろう。

 まだ1時間も使っていないので分からないことが多いが、基本操作は難しくない。この他にもAlexaスキルなど出来ることがまだまだ広がりそうだ。妻はうちのAlexaはまだあまり賢くないので、もっと話しかけて育ててみようと思っているらしい。

最近観たプライム・ビデオ

 ゴールデンウィーク中に緊急事態宣言の5月末までの延長が発表され、とは言え、その頃に感染拡大が収束している可能性も限りなくゼロに近いと思うが、いつまでも学校も企業も休業するのは不可能だろう。私は一定の給料をもらう身分ゆえ、まだそこまで逼迫していないが、経済の落ち込みは感染症以上の被害を世界中でもたらすだろう。

 ゴールデンウィークの間、外出もできないので、Amazonプライム・ビデオで映画やテレビドラマ・アニメを観ていた。とは言え、子供たちが周囲をウロウロしているので、完全な大人向けのものは少ない。

 「天空の蜂」は今から20年以上前に発表された東野圭吾の原発をテーマにした小説の映画化。堤幸彦監督の演出について賛否両論もあろうが、これを商業ベースの映画にしたことは驚くほかない。

 「どろろ」は手塚治虫原作の漫画だが、なかなかおどろおどろしい作品だ。2019年のアニメで、あまり子供向けではない。まだ全話は観ていないが、手塚作品らしい色々と考えさせられるところがある。

 「3月のライオン」も漫画の実写化。原作漫画は将棋がテーマだが、人間描写も面白い。まだ完結しておらず、実写化はどうしても尺の関係で、どのエピソードを入れてどこを削るかで非難を受けることも多いが、私個人としてはこの映画化は比較的成功しているように思う。原作漫画のふんわりしたタッチと熾烈な世界で生きる人物描写のバランスが、実写化では難しかったろう。

 「ウルトラマンネクサス」はウルトラマンシリーズでは異例の掟破りや暗さがあり、テレビ放映当時なぜか私はリアルタイムで観ていた。もともと低予算でスタートしたため、色々新機軸を打ち出したのもあろうが、視聴率も悪く放送開始後に話数も削られたらしい。エヴァンゲリオンなどの影響も見受けられるが、完全に大人向け。

 Amazonプライム・ビデオは、最新作やDVDやブルーレイで入手したくなるような大作、あとディズニーなど自前の配信サービスを強化しようとしている制作会社の作品などは少ないが、公開時に評判が良かったようだが見損ねた作品などは豊富にあるので、なかなか飽きなさそうだ。Amazonプライム・ビデオの画面上ではすぐ見つからないが、ネット上で評判が良さそうな映画を見つけたら、そのタイトル名で検索をかけると見つかることがある。また、コロナによる自粛生活前からAmazonプライム・ビデオを観ていた家庭では既に飽きて、Netflixなどもっと作品数が豊富で金額も高い配信サービスに手を出しているようなので、うちはギリギリのタイミングで入って良かったのかなと思う。一度入るとやめられそうにないから。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版

 前回の記事で、Chromecastを導入したことを書いた。現在、アマゾンではChromecast 2Kは売り切れである。Chromecast 4Kは高価だが、まだ在庫があるようだ。
 Netflixなどの動画配信サービスの加入者は世界中で増えているようだし、世界の工場である中国が今回のことで動きが鈍っているだろうから、当面品薄は続きそうだ。

 「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の完結編の公開が延期となったが、過去のシリーズ3作がYouTubeで配信された。最近NHKのBS 4Kでも放映されているようだが、あいにくうちは4Kを観るテレビは無い。試しに上記のChromecastで鑑賞してみた。こういう時にChromecastは便利だ。Fire TVはブラウザからリンクでYouTubeに飛ぶというようなことが上手くいかないことがある。YouTubeなので画質音質は期待できないが、少し圧縮気味の録画ぐらいの画質では見れる。やはり映画はスマホなどより、テレビ以上のサイズで観たいものである。

 配信がいつ終わるか分からないので、観たい人はぜひこの機会に。

<追記>
 新劇場版3作は、6/27からAmazonプライム・ビデオの見放題対象になった。いつ終了するかは分からないが。

巣ごもり対策3

 緊急事態宣言が全国を対象とし、ますます先が読めない状態になってきた。結局はほとんどの人が新型コロナウイルスの免疫を獲得するまで収束しないと思われるので、それまで皆が今の生活を耐えられるかにかかっている。感染者数は検査数次第なので何とも言えないが、現時点で日本の死亡者数が海外に比べて少ない気がするのは何故か、に今後を占う多くのヒントが関係しているだろう。

 うちではAmazon Fire TV Cubeを購入したという記事を書いたが、そのテレビは現在子供たちに占領されている。子供がAmazonプライム・ビデオの操作を覚えるのが思ったより早かった。最初はAlexaというウェイクワードを子供の前で使わなかったが、スクリーンセーバーの画面になった時に画面上にその説明があってバレてしまった。子供は「天国だ!」などと喜んでいるが、妻も観たいものがあったのに嘆いている。Amazonプライム・ビデオは1契約につき3台まで、Amazon Musicは1台まで同時視聴できるとのこと。元からあった別のテレビに追加でAmazon Fire TVシリーズを購入しようかと調べてみると、現在売り切れでゴールデンウィークまで入荷しないそう。

 そこで今回はAmazonプライム・ビデオを観られる別の端末を選ぶことにした。
 こちらは専用リモコンが無く、スマホにGoogle Homeというアプリを入れて操作することになる。Chromecastとスマホが同じWiFiで繋がっていれば、操作可能である。最初にスマホ1台にGoogle Homeを入れてChromecastと接続が出来たら、他の同居家族にもメールで招待状を送り、その家族のスマホにもGoogle Homeを入れれば、あとは同じように操作が出来るようになる。スマホの画面をそのままテレビに映すこと(ミラーリング)も可能だし、Amazonプライム・ビデオやYouTubeはスマホでそのアプリを開き、窓のようなキャストアイコンをクリックすれば、スマホの画面に関係なくテレビで動画は開始し、スマホはそのリモコンになるという次第。複数人がスマホで画面の操作をしたい時は、1人ずつ操作が終われば解除すると、次の人が操作できる。Googleフォトなどを利用していて、テレビの大画面で写真を観たい人はChromecastが優れる。

 Amazon Fire TVとGoogle Chromecastを比べたら、動画配信サービスを利用したいというなら、専用リモコンで操作できるFire TVの操作性は優れる。ただし、検索するときに文字入力を行う場面では、スマホがリモコン代わりになるChromecastが便利。Fire TVは動画・音楽視聴に特化、Chromecastはスマホの大画面への延長というイメージだ。動画配信をメインで利用したい人は、同価格帯ならFire TVを勧める。ただし、自分の利用したいサービスが対応していればだけど。

 冷蔵庫も購入から約11年経ち、不具合があるかも知れないということで、入れ替えることにした。
 前より少し幅が大きいが、容量もかなり増えた。子供たちもここから食事量が増えていくだろうから、そろそろ買い替え時を探っていた。もちろん巣ごもり中に買い物に行く回数を減らす目的もある。

 私のスマホも裏面のパネルが急に浮いてきて、ネットで検索するとバッテリーの膨張とのこと。パネルが浮いてきた翌日、さらに膨張してきたようなので、怖くなり慌てて電源を落とした。修理しようとも思ったが、購入から約3年なので、機種変更することにした。今はネットで機種変更も出来るようだが、新しいスマホのサイズなども見比べたかったため、やむなく店頭に足を運んだ。イヤホンジャックが無い機種が結構あり、それは嫌だった。時短営業しているが、週末でも店内はガラガラ。昔より機種変更時の作業は驚くほどスムースになったが、やはり途中でいくつか疑問があり、店頭に足を運んで良かった。

 ここから先、家電メーカーもそれを販売したり配送する業者も休業していく可能性があると思っている。現に東芝は全拠点休業になった。ここ1ヶ月の間にかなりの出費もしているが、ストップしたら困るものは早めに手を打っておこうと思っている。

巣ごもり対策2

 ついに長男の放課後デイから、出席回数を減らすようにお願いされた。小学校が無い間も週5日通えていたのが、週2回半日というシビアぶり。保育所や学童保育なども自粛要請が出ているため、今も子供を預かってくれているところはどこも過密気味。仕方ないと思うが、妻が長男・長女をずっと見ることで、体調を崩さないか不安だ。自宅でダラダラ過ごしてくれてたら良い。

 今回の巣ごもり生活の開始に当たって、いくつか準備していた。

 一つ目。うちの家電はほとんど結婚時に購入したものなので、炊飯器も10年以上使っており、色々な部分がお疲れ気味で、窯の内装が剥がれてきている。元々そろそろ買い替えようと考えていた。その上、外出もし辛い状況で、子供も家にいる時間が長くなり、自宅でご飯を食べる機会も増えてきている。白ご飯が美味しいと食が進むことは間違いないので、今回思い切って少し高めの炊飯器を買ってみることにした。価格.comの炊飯器の現時点でのランキングでも人気の下記を選んでみることにした。妻も象印が良いらしいと言っていたし。
 購入前にスペックを確認すると、前の古い炊飯器よりサイズは大きそうだったので、事前によく置台のサイズも確認したが、いけそう。先週から使い始めたが、最初の設定のままで炊くと少し硬めに感じた。ただ、やはりお米の粒が立って、甘みがあり、美味しくなった感じがする。何より子供たちの白ご飯を食べる量が増えたのが嬉しい。これからいくらでも水分量や炊き方は微調整できる。今後が楽しみだ。

 二つ目。前回の記事に書いたように、ネット動画配信サービス(Amazonプライム・ビデオ)を導入した。参考までに今回のために購入したものを列挙する。
 テレビは極力シンプルなものにしたので、4Kなどには対応していない。それでも外付けHDD録画対応の2チューナー内蔵である。
 うちはマンションで、地上波とBS・CSは混合で部屋まで来るので、分波器が必要。
 32型テレビ用の台として非常に安価だった。届いてみると、非常に軽く不安だったが、テレビも軽かったので、問題なかった。

 Fire TV Cubeの最初の設定は非常に簡単で、WiFiで繋いでみた。使いそうなアプリ、Amazon Music・Silk Browser・YouTube・TVerなどを入れてみた。しかし、本命はAmazonプライム・ビデオである。いくつか試しに映画を観てみたが、画質的にはほとんど問題ない。YouTubeでもいつもスマホの小さな画面で観ているよりもきれい。WiFiルーターとの距離や壁の問題もあるが、意外と無線でも画質が悪かったり途切れることもない。しかし、部屋内にはもともと有線LANのハブまで用意してあるので、安定した接続のために後程LANケーブルで繋ぐことにした。少し驚いたのは長男が画面を見た途端に「プライム・ビデオだ!」と言ったことである。なぜ知ってるのか聞くと、CMで見たとのこと。子供たちも興味津々である。

 Fire TV Cubeが内蔵しているAIアシスタントのAlexaだが、「Alexa」というウェイクワードを話すと、テレビが電源OFFでも起動し、画面に指示したことの答えが出てくるか、自動音声で返事をする。確かにCube単体のリモコンでは文字入力が面倒なので意味はあるが、たいていのことはリモコンがあれば済む。何よりうちは子供がこの言葉を覚えるとイタズラしかしないと思うので、使わないようにしよう。「Alexa、ドラえもん!」などと言われた日には、永遠と見続けそう。まあ、そう遠くない日にやってきそうだが。

 ちなみに私も下記の映画を鑑賞してみた。
 名作の誉れ高い漫画「寄生獣」の実写化であるが、「前田有一の超映画批評」での指摘もあるように、漫画の実写化の限界を感じる部分は確かにある。前中後の3部作くらいにしてたっぷり設定を描く時間を費やしても良かったと思うが、予算などの兼ね合いから難しいところもあるのだろう。しかし、完結編に関しては、深津絵里や浅野忠信の好演もあり、良作に仕上がっていたと思う。ただ、現時点で出演者の一部の問題で、CMの入る放送では放映できないだろう。
 環境問題の他にも差別など、新型コロナウイルス感染が世界中で拡がっている現在でも同じ問題意識を提示している。

巣ごもり対策

 緊急事態宣言が発表され、私の生活圏はその対象地域となった。いつ終わるか分からない巣ごもり生活を始めることになる。私はテレワークを出来そうにないが、妻や子供たちはもっと家にいることが必要になるかも知れない。巣ごもりするなら娯楽は何があるか考えたが、マンション生活ではあまり選択肢はない。

 先日ビデオが壊れて「ブルーレイレコーダーを買った!」という記事を書いたが、そのブルーレイレコーダーに「アクトビラ」というVOD機能が標準搭載されていた。ネット接続していれば、映像コンテンツを購入できる仕組みだ。WiFi接続をしてお試しで無料コンテンツを観てみた。アニメの1話目が無料になっていることが多く、画質はまあまあで十分鑑賞できた。ブルーレイレコーダーでアクトビラの画面まで辿りつくのは結構面倒なのだが、長男はすぐ覚えた。「妖怪ウォッチ」シリーズの1話目があって、子供たちは懐かしがって何度も観ていた。「北斗の拳」や「ドラゴンボール」などもあり、大人にとっても懐かしいアニメが多くあった。ただし、2話以降も観ようと思えば、都度購入なので結構お金がかかる。定額の動画配信サービスなら良いが、子供たちは永遠と見続けそう・・・。

 そんな時にこんな緊急事態宣言が出た。家の中で家族が大人しくしていられるのは、やはり動画配信サービスくらいしかないかと思い始めた。そうなると、タブレットやスマホでは画面が小さい。うちにはテレビが1台のみだったので、親と子が違うものを観られるように、もう1台テレビを購入することにした。テレビでネット動画配信を観られるようにするには、テレビ自体がネット配信を観られる機能を内蔵しているか、テレビのHDMI端子に何かを外付けするしかない。またネット動画配信には色々な会社のサービスがあり、どれを(何を)観たいかで選ぶテレビや端末も変わってくる。

 どの動画配信サービスを選ぶかはこちらなどが参考になるし、観たいものが決まっていればJustWatchが参考になる。私個人としてはAmazonプライム・ビデオNetflixかの選択となった。Amazonプライム・ビデオはAmazonプライムの提供するサービスの一つだが、私自身は今までそれほどAmazonプライムに魅力を感じていなかった。しかし動画配信サービスを利用するとなると、そのコストパフォーマンスの良さは素晴らしい、今後Amazonでの購入がもっと増える可能性が高いことも考えると、プライムに入る価値はありそうだ。受けられるサービスについてはこちらを参照。結局Amazonプライムに入会。

 次にどうやってAmazonプライム・ビデオを観るかだが、先ほど書いたようにネット接続機能を内蔵するテレビか、テレビのHDMI端子に何かの端末を付けるしかない。ネット接続できるテレビを価格.comで調べたが、結構高価だし、レビューを見ると操作性に問題があることも多いようだ。色々な機能を内蔵すると不具合が多くなるのは、家電にありがちなこと。シンプルなテレビにセットトップボックスの方が良さそうだ。価格とのバランスを考えると、AmazonのFire TVとGoogleのChromecastの二択。Amazonプライム・ビデオとの相性が良いのは当然Fire TVだし、リモコンも付いている。
 ただ、Amazonでは上記のFire TV Stickは現在のところ入荷が未定か少し先になるとのこと。みんな考えることは同じだ。楽天などでも販売しているが、プレミア価格となっている。それならと言うことで思い切ってFire TV Cubeを入手することにした。
 これは機能的にはFire TV Stick 4K+Amazon Echo(Alexa)という感じらしい。こちらはWiFi接続だけでなく有線LAN接続の機能も最初から付属している。HDMIケーブルだけは別購入の必要あり。Cubeはスピーカー(テレビ含む)と30cm以上離さないといけない。

 さて、週末には届く予定だが、設置した後の使用感はまた後日。

新しい夏タイヤ

 先日、夏タイヤを新品に交換したと書いた。新車購入時のタイヤがすり減ってきたからである。新しいタイヤはヨコハマBluEarth RV-02で、決して同サイズのミニバン用タイヤとしては高価な方ではない。選択肢があまりなかったし、こちらも時間が無かったので、贅沢は言えなかったが、しばらく同じ通勤道路を繰り返し走って、結果的になかなか良いタイヤだったと思っている。これから書くことは、全て古いタイヤや冬タイヤとの比較になるし、空気圧でも印象が変わってしまうので、多少割り引いて欲しい。

 乗り心地は凹凸を拾い少し硬くなったような気がするが、路面を滑らかに転がっているのはよく分かる。音は多少静かになったか。やはり噂通り雨の日のグリップが良い。ここは以前から一番不安に思っていたので、ありがたい。低燃費についてはきちんと計測しているわけではないので、あまり分からない。私は今までミシュランやダンロップが比較的外れが無いと選んできたが、ヨコハマも悪くないと思うようになった。

 今回はオートバックスでタイヤ交換を行ったが、次から時間があるなら「Amazonガレージ」で選んで、ガソリンスタンドチェーン「宇佐美」などで交換を行ってみればもっと安くなると思う。宇佐美はAmazonと提携しているので、店に直接配送することが可能。

箕面牧落のラーメン2

 新型コロナウイルスのせいで、ついに東京オリンピックの延期が発表された。ある程度仕方ないと思うが、どこまでも出口が無く、ただただ自粛ムードが続き、今よりもっと感染が拡がっているのに、自粛に疲れ出したらどうなるか。その時が一番恐ろしい。人間は私も含めて飽きっぽい生き物である。

 暖かくなってきたので、先日子供たちを連れて実家に帰り、冬タイヤから夏タイヤに交換することにした。交換はやはり実家に近いオートバックス牧落店にお願いした。待っている間が退屈なので、前回と同じく近所のラーメン屋さんに食べに行った。年2回の恒例企画になっている。今回行ったのは「ラーメンまこと屋 箕面牧落店」である。
 頼んだのは一番人気と書かれていた「半熟煮玉子牛じゃんラーメン」。ここは「牛じゃん」と呼ばれる牛骨醤油と、「鶏じゃん」と呼ばれる鶏ガラ醤油がメインらしい。私が食べたのは、牛骨のクリーミーなベースのスープに赤い辛味噌が乗っていた。食べ方の説明パンフレットがあり、最初は辛味噌を混ぜずにスープを飲み、それから混ぜて飲むようにとあった。他にも無料で追加できる調味料は色々あったが、私は高菜漬が好きなので、それを店員に頼んだ。以前はテーブルに置いてあったようだが、衛生上の問題からか、頼むと店員が小皿に入れて持ってきてくれた。高菜も追加してスープに入れると少し辛くなった。麺は硬めで、それがクリーミーなスープによく合っている。煮玉子も美味しい。十分に美味しかったが、私個人としては前回食べた「黒兵衛」の方がバランスの上で好きだ。

 ラーメンを食べ終わり、オートバックスに戻ると呼び出しがあった。どうもステップワゴンが最初から履いていた夏タイヤの寿命が近づいているらしい。この場では前のタイヤに戻し、後日ゆっくりタイヤ選びをしても良かったが、改めて工賃がかかるし、そのために時間を取らないといけないので、店の在庫から選んだ。選んだのはヨコハマのミニバン・SUV専用タイヤ「BluEarth RV-02」。ステップワゴンに乗って以来、たまに雨の坂道発進時にタイヤが滑ることが気になっていたので、これにした。クムホもあってそちらの方も安くて魅力的だったが、事前に情報を集める時間が無かった。個人的にはオートバックスはタイヤに関してはそれほど安いとは思わないが、仕方がない。乗り心地についてはこれからじっくり。

私のブルックナー決定盤全集

 ブルックナーの交響曲は習作と言われる00番と0番、そして1番~9番(9番は3楽章まで)がある。マーラーと同じように、それぞれの曲で私なりの決定盤を並べて、全集を完成させてみようと思う。ただし、00番と0番は録音が少ないので、外す。もちろん世界中の録音を全て聴いているわけではないし、本当は1枚ずつ選ぶべきなのだろうが、それができないのはご容赦下さい。

1番
 <決定盤> ヴァーツラフ・ノイマン指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管 (Berlin Classics 1965)
  ノイマンのブルックナーというのは珍しいと思われるが、彼がゲヴァントハウス管と残した録音はどれも傾聴に値する。それほど新しい録音ではないが、オーケストラの響きが素晴らしい。確かアリアCDの店主も推薦されていたように思う。

2番
 <決定盤> ジュリーニ指揮ウィーン響 (EMI 1974)
 ジュリーニは7~9番の録音がいくつか残っているが、首席指揮者をつとめたウィーン響との2番も素晴らしい。

3番
 <決定盤> ザンデルリング指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管 (Berlin Classics 1963)
 ザンデルリングはブルックナーの中でも3番は何回も録音を残し得意としているが、その中でどれを選ぼうか迷った。セッション録音で、もはや失われた響きと言えるゲヴァントハウス管の魅力ということで、これにした。

4番
 <決定盤> ベーム指揮ウィーン・フィル (Decca 1973)
 定番中の定番だが、ベームとウィーン・フィルは特別なオーラを持っているのは事実。

5番
 <決定盤> ヨッフム指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管 (Tahra 1986)
 最晩年のヨッフムと極上のコンセルトヘボウ・サウンドの組み合わせ。同じコンビによる1964年のPhilips録音(オットーボイレン・ライヴ)もあるが、こちらの方がゆったりと遅い演奏になっており、音に浸る感覚を味わえる。テンポは結構動くが、違和感が無いのは、ヨッフムが完全に曲を把握しているからだろう。自分が聴いたブルックナーの録音で、これが最高の演奏だと信じている。

 <準決定盤> コンヴィチュニー指揮ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管 (Berlin Classics 1961)
 上記の盤が神々し過ぎて、次点の推薦盤を挙げることにした。ゆっくりとした足取りで、曲の隅々まで味わえる。私はブルックナーに関してはテンポが遅い方が好きなのか。

6番
 <決定盤> シュタイン指揮ウィーン・フィル (Decca 1972)
 ブルックナーにおいてオケの響きは非常に大事な要素なので、ウィーン・フィルの魅力は抗しがたい。シュタインは地味ながら、独墺系の曲では強みを発揮する。

7番
 <決定盤> ヨッフム指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管 (Altus 1986)
 上記の5番の3ヶ月前の日本でのライヴ。NHKでもインタヴューとともに放送されたことがあるが、涙ものである。

8番
 <決定盤> チェリビダッケ指揮ミュンヘン・フィル (EMI 1993)
 完成した交響曲の中では一番スケールが大きい曲だが、チェリビダッケはそれを更に大きいスケールで描いていく。

9番
 <決定盤> ハイティンク指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管 (Philips 1981)
 ハイティンクの9番は上記のほかに同じオケによる、若い頃の全集と2009年の映像があるが、彼が首席指揮者の在任中で、オケも状態が良い1981年盤を選んだ。確かにハイティンクには個性が無いが、この演奏に関しては何も文句が出ない。

 <準決定盤> ヴァント指揮北ドイツ放送響 (RCA 2000)
 ヴァントは厳格な演奏をしたが、それがベルリン・フィルとの組み合わせで窮屈に感じることもあった。手兵の北ドイツ放送響やミュンヘン・フィルやベルリン・ドイツ響などとの録音の方が私には好ましかった。最晩年に手兵と来日して、素晴らしい録音を残してくれた。


全集
 全集として、上記に挙げた演奏家以外にも魅力的なものはあるので、それを列挙しようと思う。

<全集①> スクロヴァチェフスキ指揮ザールブリュッケン放送響 (Oems 1995-2001)
 私はスクロヴァチェフスキとザールブリュッケン・カイザースラウテルン・ドイツ放送フィル(ザールブリュッケン放送響とカイザースラウテルンSWR放送管が合併してできた)の来日公演でブルックナーの4番を聴いたことがある(2011年)。彼らしい細かな味付けのある演奏で、その若々しさに驚いた。

<全集②> ティントナー指揮スコティッシュ・ナショナル管、アイルランド国立響、ニュージーランド響 (Naxos 1995-1998)
 この全集が発売されるまで無名だったが、Naxosは時々すごい掘り出し物を見つける。

<全集③> ギーレン指揮南西ドイツ放送響、ザールブリュッケン放送響 (SWR 1968-2013)
 2番のみザールブリュッケン放送響で古い録音だし、全集を目指したものでなく、放送録音を集めたものだろう。晩年の演奏になるほど良い気がする。ギーレンのようにブルックナーとマーラーを両立する指揮者は珍しい。

私のマーラー決定盤全集2

6番
 <決定盤①> バルビローリ指揮ニュー・フィルハーモニア管 (EMI 1967)
 バルビローリの演奏は特有の歌い方があり、それがハマると非常に大きな効果を発揮する。特にマーラーがそう。

 <決定盤②> ノイマン指揮チェコ・フィル (Canyon 1995)
 ノイマンはチェコ・フィルとマーラーの交響曲全集を2回録音しているが、2回目は未完となった。これは彼の最晩年の録音。この曲の美しさを最も表現している録音の一つだと思う。

7番
 <決定盤①> クーベリック指揮ニューヨーク・フィル (ニューヨーク・フィル自主製作 1981)
 ニューヨーク・フィルはマーラー自身が振ったこともあるし、何よりマーラーの使徒バーンスタインとの関係もあり、その演奏史は意味が大きい。そのオケが自主制作として、バーンスタイン以外の指揮者の録音をまとめて交響曲全集を作っている。私がマーラーの7番の魅力に初めて憑りつかれたのは、クーベリックと手兵バイエルン放送響のライヴ盤だが、その後このニューヨーク・フィル盤を入手し、聴いて驚愕した。彼の他の演奏に比べて遅いが、それが深化につながっていると思う。ちなみにこのボックスには他に、テンシュテットの5番をはじめ魅力的な演奏が数多く収録されている。オケから直接購入する場合はこちら

 <参考盤> クーベリック指揮バイエルン放送響 (audite 1976)

 <決定盤②> クレンペラー指揮ニュー・フィルハーモニア管 (EMI 1968)
 この演奏については色々語りつくされているだろうから、私は何も言わない。聴く前には覚悟するべし。

8番
 <決定盤> バーンスタイン指揮ウィーン・フィル (DG 1975)
 この曲は色々な意味で過剰な曲なので、それを体現できるのはやはりバーンスタインしかないのではないか。
 同時期の映像もある。

9番
 <決定盤①> アンチェル指揮チェコ・フィル (Supraphon 1966)
 マーラーの生誕地はチェコなので、その音楽の基礎となっているものにはチェコ文化も含まれるはずである。アンチェルが紡ぎだすすっきりした造形はマーラーの本質を映し出す。この時期のチェコ・フィルの音色も独特である。
マーラー:交響曲第9番&第1番「巨人」 - アンチェル(カレル), マーラー, アンチェル(カレル), チェコ・フィルハーモニー管弦楽団

 <決定盤②> バーンスタイン指揮イスラエル・フィル (Helicon 1985)
 バーンスタインはマーラーの9番の録音を他にもいくつも残しているし、その評価は既に高い。一番最後に発掘されたイスラエル・フィルとのライヴは、オケの性能が他より落ちると思われるかもしれないが、この録音ほど生々しいマーラーとバーンスタインの姿を留めたものは他に無いと思う。マーラーの9番の全てを煮詰めたもののようだ。アンチェルとは正反対の演奏のように聞こえるが、私にとっては等価である。

大地の歌
 <決定盤> バーンスタイン指揮ウィーン・フィル (Decca 1966)
 私はバーンスタインの熱烈なファンというわけではないのだが、今回のようにマーラーの名盤を列挙する時は、まず彼の演奏を思い出し、それよりも印象が強いのが無かったかと考える。つまり基準盤としているわけだ。

10番
 作曲家自身が完成した第1楽章のみの演奏と、他の作曲家による補筆完成版があり、決定盤については補筆完成版のみ挙げようと思う。
 <決定盤>(クック補筆完成版) ハーディング指揮ウィーン・フィル (DG 2007)
 ハーディングが20歳代でウィーン・フィルと初共演した時に、この曲を選んだのは驚くしかない。確かにウィーン・フィルの音色が最もふさわしい気もする。

全集
 全集として、上記に挙げた演奏家以外にも魅力的なものはあるので、それを列挙しようと思う。

 <全集①> ベルティーニ指揮ケルン放送響 (EMI 1984-1991)
 私は一度だけ彼が晩年に都響でマーラーの1番を振った演奏を聴きに行ったことがある。指揮通りの音が出てくることに驚いた。指揮をしているときは非常にエネルギーに溢れていたが、帰りにコンサートホールを出てきたのを見かけた時は、妻を連れたやや足元の覚束ない老紳士という感じだった。彼のマーラーは非常にたおやかな演奏だ。

 <全集②> ギーレン指揮バーデン=バーデン・フライブルク南西ドイツ放送響 (SWR 1988-2014)
 現代音楽に強いギーレンと南西ドイツ放送響というイメージを覆して、ギーレンの引退後に数々の古典的レパートリーの録音が発掘された。マーラーに関しては一部は以前から聴かれていたが、出揃ったのはここ数年である。冷徹なイメージはなく、非常にバランスの良いマーラー全集である。

 <全集③> ティルソン・トーマス指揮サンフランシスコ響 (SFS 1996-2009)
 サンフランシスコ響自主製作盤。マーラーを新しい明晰な録音で聴きたいなら、これが一番良いように思う。ティルソン・トーマスらしいリズム感の良い新世代のマーラー像として筆頭のものだと思う。

 コメントしたいことはもっとあるが、以上。

私のマーラー決定盤全集1

 マーラーの交響曲は1番~9番と「大地の歌」、そして10番の第1楽章で全てで、10番にはクック版などの補筆完成版がある。よくある企画だが、それぞれの曲で私なりの決定盤を並べて、全集を完成させてみようと思う。もちろん世界中の録音を全て聴いているわけではないし、本当は1枚ずつ選ぶべきなのだろうが、それができないのはご容赦下さい。

1番
 <決定盤①> バルビローリ指揮ハレ管 (Pye 1957)
 ステレオ初期にバルビローリが手兵と録音した演奏。爽快感がある。

 <決定盤②> テンシュテット指揮シカゴ響 (EMI 1990)
 テンシュテットのマーラーのライヴはどれも面白いが、晩年に高性能のオケを振って素晴らしい効果を挙げている。

 <裏決定盤> テンシュテット指揮北ドイツ放送響 (海賊盤 不明)
 これは放送されたものを録音したのだと思われるが、非常に音質が良い。テンシュテットと当時の手兵の北ドイツ放送響の録音を発掘してきたProfilあたりから発売されるかと思っていたが、やはり出てこない。正規盤となれば、その切実さにおいてシカゴ響盤を超えるのではないか。私が最後まで聴いて悲しくなる唯一の演奏。

2番
 <決定盤> バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィル (DG 1987)
 バーンスタインと手兵であったニューヨーク・フィルとの2回目の録音。彼らしい粘りがあり、晩年のスケールの大きさが味わえる。最終楽章の祝祭感は別格。

 <裏決定盤> テンシュテット指揮北ドイツ放送響 (海賊盤 不明)
 こちらも同コンビによる演奏と同時期のものと思われ、音質は良い。テンポの動きがテンシュテットらしく自在で、それに不自然さがない。ロンドン・フィルとのライヴもすごいが、オケの色合いの濃さはこちらが上。聴き疲れする。
 ≪参考盤≫
グスタフ・マーラー:交響曲集 クラウス・テンシュテット&ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団:ライヴレコーディング集[9CDs] - クラウス・テンシュテット, ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団, グスタフ・マーラー, クラウス・テンシュテット, ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

3番
 <決定盤①> ホーレンシュタイン指揮ロンドン響 (Unicorn 1970)
 この長い曲を自然に聴かせてしまう、ホーレンシュタインの泰然とした演奏ぶりが素晴らしい。時間を感じさせない。

 <決定盤②> アルミン・ジョルダン指揮スイス・ロマンド管 (Fnac/Virgin 1994)
 透明感のある音色のオケを聴いているうちにアッという間に楽しく時間が過ぎてしまう。

 <決定盤③> バルビローリ指揮ベルリン・フィル (Testament 1969)
 手兵ハレ管との同曲の演奏時期の近い録音が残っていて、それとほぼ同傾向で、こちらの方がライヴゆえの傷もあるが、特に終楽章が感動的である。

 ≪参考盤≫

4番
 <決定盤①> ワルター指揮ウィーン・フィル
 ワルターとウィーン・フィルの録音はすべてモノラルだが、3種類残っている。ソプラノは全て違うが、古い方から順に、1950年ゼーフリート、1955年ギューデン、1960年シュヴァルツコップ。録音が新しくなるほど音質が向上するが、古い方がオケの音色に艶があるような気がするのは気のせいか。私は選べない。

 <決定盤②> バルビローリ指揮BBC響 (BBC Legends 1967)
 バルビローリがマーラーにまだ慣れていなさそうな放送局オケを振って、この陶酔的な世界感が作れるというのが素晴らしい。しかも比較的音質も良好なステレオ録音。

5番 そもそも5番の決定盤についてはすごく迷った。マーラーの中では有名曲だが、私があまり聴かないからだ。5番はアダージェットが有名すぎて、それを毛嫌いする人が多いのは知っているが、私個人はアダージェットの演奏が良くなくて、5番全体の演奏は良いというような演奏は聴いたことがない。
 <決定盤①> クーベリック指揮バイエルン放送響 (audite 1981)
 クーベリックは手兵バイエルン放送響とDGにセッション録音の全集があるが、ライヴの、しかも晩年に近いクーベリックはやはり凄みがある。

 <決定盤②> シップウェイ指揮ロイヤル・フィル (ロイヤル・フィル 1996)
 ほぼ無名な指揮者の演奏を押すという暴挙だと笑ってお許し願いたい。SACDで発売されたこともあるくらい音質が良い。ロイヤル・フィルの明るいホルンの音色。アダージェットの弱音から低音響く最強音まで美しい響き。マーラー特有の情念は感じないが、別の美意識を提示していると思う。

 書き出した当初の想定より膨らんでしまったので、つづく・・・。

ブルーレイレコーダーを買った!

 世間は新型コロナウイルスのパニックに陥り、マスクや消毒用アルコールはともかく、ティッシュ・トイレットペーパー・オムツ・おしりふきまで入手困難だが、後者に関しては完全に風評被害。うちもおしりふきの入手に少し手間取った。明らかに必要以上に買いだめしている人がいるから、本当に必要な人の手に渡らない。子供たちも小学校・幼稚園はほぼ休止となり、長い春休みである。長男は放課後デイがやっているし、次男は職場の保育所で緊急時以外は閉まらないので何とかなっているが、長女は自宅で過ごしている。満員電車の通勤がある限り感染の拡大は止まらないだろうから、限りある金銭的・人的資源は感染後の対処に振り向けるべきだろう。

 こんな時にうちのテレビが故障した。正確には、うちのテレビは三菱電機製でブルーレイレコーダー内蔵だから、そのレコーダー部分が壊れたのだ。現在ブルーレイレコーダー内蔵のテレビは三菱しか作っていない。数年前にこれを購入するときに、一部の故障でも全体を修理に出すのが不便ということは分かっていたので迷ったのだが、妻が操作しやすいだろうと思って選んだ。それが子供たちが操作できるようになってしまい、余計に寿命を縮めたのかも知れない。それでも、テレビ部分は問題ないので、新たにブルーレイレコーダーを購入することにした。

 価格.COMで、HDD容量が1TB以上で3番組同時録画ができる(3チューナー内蔵)ブルーレイレコーダーを検索すると、安い順に東芝REGZA、Panasonic DIGAなどが順に挙がった。三菱電機は単体のブルーレイレコーダーはもう作っていないようだ。薄く平たい機種が多い中で、箱型のPanasonic製が置きやすそうだったので、生産終了品だったが下記を選んだ。

 Amazonで購入すると翌日届いた。子供たちは自宅にいる時間が多くなり、録画できない番組が増えると悲しむ(結局は妻の負担になる)ので早く設置したかった。テレビとブルーレイレコーダーを接続するには、アンテナ線として同軸ケーブルと映像音声を送るHDMIケーブルが必要。自宅にHDMIケーブルは余っているが、同軸ケーブルは無い。ブルーレイレコーダーの付属品をネットで確認すると、同軸ケーブルは1本は付属しているようだ。しかし、うちはBSも観るので同軸ケーブルが2本必要なはず。仕事帰りに電気屋に寄って1本入手して帰宅し、子供たちの食事とお風呂を終えると、届いた箱を開けて一気に設置することにした。テレビ台の下を少し整理して、ケーブル類をテレビと接続。付属のB-CASカードを挿入して、テレビの入力切替を行い、レコーダーの電源をオン。あとは、レコーダーの初期設定画面に従いチャンネル設定などをしていくだけ。ネット接続で可能なことも増えるようだが、それらは飛ばして、とりあえず予約録画まで辿り着きたかった。番組表の画面に行くと、どうも1週間分の番組表の情報入手にはある程度時間がかかるらしい。それでも子供や妻が録画していた番組を聞き出し、予約録画を設定していった。レコーダーの箱を開けて、1時間程度かかって、ようやく全ての予約設定を済ませた。BSのNHKの画面をつけると、B-CASカードの番号を伝えないと画面の注意事項の表示が消えないとあり、スマホで入力して送信すると一瞬で表示が消えた。三菱のテレビで録画したDVD-Rも無事にPanasonicのレコーダーで観れた。妻に簡単な操作を教えて、これで今日の業務は終了。子供たちもこれから無事に録画できると聞いて安心して寝た。

 細かい操作性については追って見ていこうと思うが、番組表が小さいことが少し気になった。音も静かだし、コンパクトなデザインなのは良い。

久しぶりにインフルエンザになった

 この前の連休の日曜日夕方に少し咳がひどくなってきたが、それよりも前から咳は続いていたのであまり気にしていなかった。37度程度の微熱で少し怠かったが、日曜日はそのまま寝てしまった。翌日の月曜日・祝日に目が覚めると、38度くらいの熱が出てきている。インフルエンザを疑ったが、発症してからそれほど時間が経っていないので、病院に検査に行っても陰性が出るかもしれない。朝に職場から電話がかかってきており、その対応で病院にすぐ行くこともできなかった。昼前には職場の問題も解決し、やはり病院に行こうと思った。祝日なので、近所の内科は開いていない。急病診療所が開いていることを確認して、行くことにした。思ったより空いており、すぐに診てもらえた。体が怠い時はありがたい。優しそうな先生が診てくれて、検査をするとすぐにインフルエンザA型が判明した。ありがたいことにその場でイナビルを吸入することで、治療が終わる。その薬以外にも咳や鼻水の薬を5日分出してくれた。医師会などが運営する休日夜間急病診療所を受診したことがある人はご存知だろうが、普通は休み明けまでの薬しかくれない。あとは平日に近医に行けということだ。これは安易な休日夜間急病診療所の使用の抑制や開業医の経営を圧迫しないためだとは理解できるが、病人にとっては怠い時に何度も病院に行かなければならないのは辛い。
 帰宅して、手遅れだろうが、家族に感染さないために私は一人で寝室に籠った。イナビルを吸った後も熱は上がり続け39度を超えた。5年前にやはり正月にインフルにかかって家族全滅になったが、それ以来である。水分を摂り軽く食事をして、後は寝続けた。
 翌日案の定、長男が発熱した。長女もグズっている。私もまだ38度はゆうに超えていたが、未発症の妻をこれ以上インフルに近づけないために、長男をベビーカーに乗せてかかりつけ医に連れて行った。医師からは、発熱から間もないので検査をしても陽性が出ないかも知れない、その場合翌日もう一度検査をする必要がある、検査をしなくてもインフルの薬は出せないことはないが、本当にインフルだったかどうかは闇の中になると言われた。私はとりあえず検査をして下さいとお願いした。鼻に細い綿棒を突っ込まれて長男はすごく嫌がっていたが、あっさりA型陽性で、タミフルドライシロップが出た。帰宅すると長男も私と寝室に籠ることにした。ドライシロップは確かに甘いようだが、タミフルドライシロップを子供に飲ませるのはなかなか難しい。それでも長男は我慢して普通に口に入れ、水で飲みこんでくれた。その日の夕方には長女と次男もゆっくり熱が上がり始めた。長男は食欲が落ち、水分を摂らせるのが精いっぱい。

 その翌日、私はまた子供二人をベビーカーに無理やり乗せ、かかりつけ医の元を訪れた。先生は少しニヤニヤしながら、一応検査しとこうかと言って、二人は鼻水を吸う機械で吸引した。これで調べるらしい。二人も当然A型。長男の時は鼻水やら咳の薬も出ていたが、とりあえずタミフルドライシロップを飲ませることに集中してと言われ、二人には他は出なかった。さて、帰宅してからタミフルを飲ませようとすると、長女が非常に抵抗する。苦いのだろう。何とかヨーグルトジュースと一緒に飲んでくれたが、次はもう無理だろう。ネットで調べると、チョコアイスに混ぜると食べやすいらしい。抗生物質は今まで混ぜたことがあるが、タミフルは5年ぶりに子供に使うので、経験がない。私はこの日も38度越えで朦朧としていたが、スーパーに行きチョコアイスを入手した。
 一般的なスーパーで一番手に入りやすいチョコアイスはおそらく「明治エッセルスーパーカップ・チョコクッキー」ではないか。これはチョコクッキーが入っているので、抗生物質やタミフルの顆粒を混ぜても違和感が無いようだ。アイスを食べたいからでもあろうが、あれほど抵抗していた子供たちはあっさりタミフルドライシロップを混ぜたチョコアイスを食べるようになった。

 私も子供たちも食欲が落ちたが、数日で下熱し始め、長女と次男は少しずつ食べ始めた。なかなか食欲が戻らなかったのが私と長男で、私は下熱した途端、食欲が湧いたような気がして、少し調子に乗って食べて後で吐いた。長男は相変わらずOS-1ゼリーやアクアライトしか飲んでくれない。

 結局私は丸1週間休んでしまった。本当は土曜日に出勤しようと思っていたが、金曜夜に再発熱。イナビルは最初の1日の吸入で効果はあるはずだが、たまに数日してから再発熱することがあるらしい。叩き切れなかったウイルスがもう一度増えたりするのだろう。妻も体調不良で病院に行ったが、結果は陰性で、インフルエンザにも効果がある麻黄湯が出ただけ。高熱にはならなかった。家族一人でもインフルにならなかったのは感謝すべきだが、妻だけワクチン接種が遅かったのが良かったのかも知れない。妻一人で奮闘してくれた。

 発熱が酷いと、その後の体調回復は大変だ。インフルは検査が発症から半日以上経たないと陽性が出ないが、タミフルやイナビルは発症から48時間以内に投与する方がウイルスの増殖を抑えられると言われている。だから、いつも病院に行くタイミングにすごく迷う。実際は高熱であれば、すぐ病院に行くべきなのだろう。ワクチンを打っていても、どれほど効果があったのか分からないが、打っていなければもっと酷かったのかも知れない。予防はしているつもりでも難しいなあ。

ハーバーランドの子供向け遊び場

 JR神戸駅海側、つまり神戸ハーバーランドはいわゆる再開発地区だが、過去にあった大型商業施設の入れ替えなどに伴い、小さな子供のいるファミリー向けへと性格を変えてきた。その一番の立役者は「神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール」だろう。全国に5ヶ所しかない「アンパンマンこどもミュージアム」の一つである。
 私には3人の子供がいるが、アンパンマンを好きにならなかった子はいない。現在でも子供たちに「今日どこか行きたいところある?」と聞くと、真っ先に帰ってくる返事が「アンパンマン」である。ミュージアムの中に入るには安くはない入場料がいるが、無料で行けるショッピングモールの中にある「アンパンマン広場」ではほぼ毎日お昼過ぎや夕方にショーをやっているので、それを見せに連れて行くのだ。最寄りの駅からアンパンマンミュージアムまでキャラクターのタイルや石像がところどころあって、行く途中で子供たちのテンションは上がる。またミュージアムの近くには昔から観覧車があるので、それが目印となり、遠くからでもすぐ分かる。

 駅からアンパンマンミュージアムに着くまでに、かなり店舗の少なくなったトイザらス・ベビーザらスをはじめ、子供向け商品を扱う店が多いumieというイオン系のショッピングモールがある。ここだけで子供と一日過ごすことも可能。

 こべっこランド(神戸市総合児童センター)には、5Fの無料プレイルームをはじめ、子供たちが楽しく過ごせる場所がある。もちろん神戸市民以外でも使える。

 こんな感じでハーバーランドは子供向け施設が多いので、あらゆる店・施設が子供がいるファミリー向けとなっている。帰ってから子供から、あそこも行きたかったと言われる可能性が高いが。

2020年 あけましておめでとうございます

 あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 2019年は3月末に妻が倒れ、同時に私も活動が鈍っていった。今は少しずつ生活ペースを戻してきているが、次男が今年4月に幼稚園に入るまでは同伴出勤を続けることになっている。残業などはできないが、次男は職場併設の保育所に機嫌良く通っているので、妻の体力回復に寄与している。年末年始は私も風邪気味であまり動けなかったが、親戚の家には子供たちを連れて挨拶回りをしてきた。近所の神社に初詣に行くと、例年通り屋台が出ており、子供たちは射的やスーパーボール掬いを喜んでやっていた。それ以外は家で「孤独のグルメ」やら「きのう何食べた?」を再放送を含めてテレビで観るという贅沢な時間の使い方。2年前の年末年始は子どもが次々と病気に倒れ、3人のうち2人が入院していたことを思うと、穏やかな日々である。

 というわけで、2019年はクラシックをほとんど聴けなかったので、入手済みのCDなどもほとんど手つかず。4月以降に通勤中に消化していこうと思う。今年末か来年明けに2年分の1枚を選ぶことができたら良いなと思っている。

 また、去年末は大学時代の同級生が急逝したことに驚いた。いつでも会えると思っていたのが幻であったこと、自分と同世代の者が亡くなるという現実にかなり打ちのめされた。

 とりあえず今年は、家族全員が無事健康に過ごせるという当たり前のようで当たり前でないことを目標にしようと思う。

箕面牧落のラーメン

 先日、冬タイヤを保管している実家に帰り、比較的近いオートバックス牧落店でタイヤ交換をしてもらった。ピット数が多く待ち時間が少ないので、毎年タイヤ交換はここで行ってもらっている。とは言っても、タイヤ交換の繁忙期でもあるので、1時間超待つことになった。後で調べたら、タイヤ交換の予約も出来るそうだが、週末は1週間先でないと予約が取れない。
 子どもたちも実家に連れてきたが、タイヤ交換の間は父に見てもらうことにした。1時間超をどうやって過ごそうかと迷ったが、小腹が空いていたので、近所に食事に行くことにした。箕面・牧落は、国道171号線と府道43号線(箕面街道)が交差している辺りなので、交通量も多く、ロードサイドの店舗が多い。特にラーメン店は集まっており、今まで行ったことのない店に行くことにした。ちなみに私はラーメンがすごく好きというわけではなく、たいてい塩分と油分で嫌になることがある。特に外で食べるラーメンはその傾向が強い。しかし、タイヤ交換の間、時間を潰すには徒歩圏のラーメン店に行くのはちょうど良い。

 以前のタイヤ交換のときは、オートバックスから一番近い「京都北白川ラーメン魁力屋 箕面店」に行ってみた。ここは京都の本店も知っているが、あまり印象に残っていない。今回は「黒兵衛 箕面総本店」に行ってみることにした。
 豚骨で細麺なら博多ラーメンの流れだろうから、箕面なのに総本店というのも気になった。食べログの記事などを見ると、黒兵衛はチェーン店だが、本店が美味しいらしい。土曜日の午後1時過ぎでしたが、1人だったこともあり、すぐカウンター席へ案内された。

 初めての店ではオーソドックスな看板メニューを頼むことにしているので、「くろとんラーメン」と「半熟玉子」を注文。待っている間、客席の真ん中付近にある「食べ放題コーナー」からピリ辛の高菜を取ってた。去年くらいに高菜の収穫量が少なく、博多ラーメンの定番トッピングだったが、店から消えたという報道もあったが、今年はどうなのだろう。

 ラーメンが出てきたので、とりあえずスープをすすってみた。関西風ということらしく、比較的あっさりで臭みもなく柔らかさを感じる。半熟玉子は別皿で出てきたので、ラーメンの中に入れた。麺は細麺で、スープによく絡んでいる。確かに塩分の多さは感じるが、私好みの美味しいラーメンだと思った。チャーシューもトロリとして上手い。途中で味変のため、高菜を投入。やはり高菜と豚骨ラーメンの相性は抜群。ただ、私は高血圧があるので、スープを全部飲むことはしない。申し訳ない。

 あっさり豚骨好きにはレベルの高いラーメンではないか。今度は無料のネギをもっと入れて食べてみたいが、次は近隣の違うラーメン店に行ってしまうだろうなぁ。